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栄養指導

糖尿病の栄養指導について

《 当院の栄養相談室 》

糖尿病の治療は、合併症の発症・進行を予防するために高血糖を是正すること、つまり血糖コントロールが全ての基本となります。

その上で、血糖コントロールの手段には、食事療法、運動療法、薬物療法が三つの柱と云えますが、中でも食事療法は必要不可欠なものです。実際、食事が乱れているとその他の治療法の効果が反映されにくく、その意味でも食事療法は糖尿病治療の根幹を成す治療法であると云えます。

また、日本人の糖尿病で最も多い2型糖尿病の場合、厳格に食事療法を守ることにより、7割以上の患者様がそれだけでコントロール可能になると言われています。即ち、専門家による栄養指導が糖尿病の治療において非常に重要なものとなってくるのです。

糖尿病の原因や症状を含め、糖尿病を知って普段の生活の参考にいていただけるようにもご案内しています。是非、ご一読ください。
糖尿病についてはこちら

糖尿病の種類と治療法

  種 類 治療法

1型糖尿病

1型糖尿病は、すい蔵のβ細胞が自己免疫という自分自身の細胞を壊してしまうメカニズムにより破壊され、インスリンが分泌できなくなる病気です。そのため、インスリンの分泌量が非常に低下するので、外からインスリンを注射により補ってあげる治療を行います。このタイプの糖尿病は全体の数%です。

インスリン注射
(食事療法)
(運動療法)

2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリンの分泌が低下するか、あるいは作用が相対的に低下し、その結果起こる糖尿病です。肥満、食べ過ぎ、高脂肪食、ストレス、加齢、遺伝的体質などがあいまって起こります。日本人の糖尿病はほとんどが2型です。

食事療法
運動療法
経口血糖降下薬
インスリン注射

妊娠糖尿病

妊娠中には、胎盤からインスリンの作用を抑えるホルモンが分泌されます。そのため、妊娠中には糖代謝異常を起こすことがあります。特に妊娠末期には注意が必要です。家族に糖尿病患者さんがいらして、妊娠糖尿病と診断された方は、将来糖尿病になる可能性があるので注意しましょう。

食事療法
インスリン注射

特定の原因による
その他の糖尿病

ここに分類される糖尿病には内分泌疾患、たとえばバセドウ病、クッシング症候群、副腎皮質ホルモンの服用により糖尿病が引き起こされることもあります。他には、肝臓の病気、たとえば慢性肝炎や肝硬変から糖尿病が引き起こされることもあります。インスリンはすい臓から分泌されるので、すい臓の病気からも糖尿病になります。

食事療法
運動療法
経口血糖降下薬
インスリン注射

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栄養相談 初診の流れ

STEP.1

先ずは、ご受診ください。
医師(院長/糖尿病専門医)による診察をさせて頂きます。

STEP.2

ご受診いただいた後、採血と採尿など検査を行います。

STEP.3

次回、栄養相談のご予約をしてください。

STEP.4

ご予約いただいた日程に、クリニックにご来院いただきます。
専属の管理栄養士による相談、並びに栄養指導を行わせて頂きます。
食生活の改善に関するお悩みなど、何でもお気軽にご相談下さい。

STEP.5

受付にて会計をお済ませ頂き、次回のご予約をお取り下さい。

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当院での栄養指導について

食生活の偏りによる、糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病が社会問題になっています。食生活の改善には、規則正しい食習慣、栄養のバランスのよい食事、調味料及び嗜好食品の喫食内容調査などが大切です。当院では、栄養のバランスや食品の摂取量、献立調理、禁止食品などについて、各患者様に応じた内容で分かりやすい栄養指導を個別で行っております。

 

◆ 栄養指導内容について

医師の依頼を受け、治療指示内容に基づき、外来患者様に栄養指導を管理栄養士が行っています。

◆ 当院の栄養指導の特色

1. 患者さんの意思を尊重します。

どのような生活習慣であったのか最初に把握するよう努め、生活改善が必要と思われる場合には、生活習慣の見直しや生活習慣の改善に必要な情報を提供し、自主的な取り組みを継続的にできるように、これまでの習慣や嗜好を十分尊重します。

2. 個々に適した(実行可能な)目標を設定します。

現状の生活習慣を振り返り生活改善の必要性を理解したうえで、個々に見合った改善目標を患者とともに設定していきます。

3. 効果的な媒体の利用をお勧めしています。

患者様の理解力に応じて、フードモデルの食品を使用して、主食量や嗜好食品に含まれる砂糖量、加工食品に含まれる塩分量を目で見て確認するための食品展示や相談。これまでの嗜好や習慣を考えた嗜好食品や宅配弁当などの紹介、献立日記、塩分チェックなど個々に適した個別の資料にも工夫するよう心がけています。

4. 当院では栄養指導療養カンファレンスを行っています。

医師、管理栄養士、看護師でチーム医療の構成を作り、医師からは各患者様の病歴・病状・治療方針・栄養指導依頼内容などを説明し、管理栄養士からは、各患者様の指導方法の説明、継続指導の場合は、前回の指導内容報告、看護師からは、その他の生活面についての意見や療養方針の説明を行い、それぞれの専門性を活かすことにより、チームで患者に関するさまざまな情報を共有して、療養指導に対する施設の意思統一を形成するために行っています。

◆ 食事と血糖値の関係(食事の基本は毎朝、必ず朝食を食べる)

朝食を食べないと、昼食時までの空腹感が大きくなり、1食当たりの食事量が増え、血液中の血糖値が高くなります。1日2食から3食にして、食事量の割合は朝・昼・夕を均等に食べ、食事時間を6時間の等間隔に食べることにより、夜型の体内時計をリセットして朝型に切り替えることで1日の血糖値の変動リズムが良い状態に保たれます。

食事の食べ方が大切です。好きな料理を好きな順番で食べていては、いくら食事内容に気をつけていても血糖の効果は半減します。

食事のポイントは適正なエネルギーの食事をとる、栄養のバランスをとる、1日3食を規則正しくゆっくり食べることが大切です。

それにはまず、毎朝、朝食をしっかり食べましょう。

飲める方は、朝食前に牛乳をコップ半分飲む、飲めない人は無糖ヨーグルト(人口甘味料のジャムを使用しても良い)100g、又は、無調整豆乳をコップ1杯飲むのもよいでしょう。

その後に必須アミノ酸を多く含む良質なたんぱく源である魚介・肉・卵・チーズ・大豆とその製品など、お腹に固形物を送ることがポイントです。(たんぱく質のおかずを最後に少しだけ残しておいてごはんと一緒に食べてもよい)

次に野菜を食べます、野菜は生のものでも調理したものでもよいですが、蒸し野菜や味噌汁などのスープにすると沢山食べられます。野菜の1食の目標量は緑黄野菜や淡色野菜などいろいろと合わせて150g、この中にはコンニャク・きのこ・海藻も含みます。野菜は低カロリー、低脂肪ですのでしっかり噛んで食べましょう。どうしても朝食に時間が無くて野菜が摂れない人は、野菜ジュース(野菜汁100%で1日の野菜摂取量の目標量である350gの栄養素を含むもの)で対応します。

最後に炭水化物を食べます。ごはん・食パン・めん・じゃがいも・里芋などの芋類や炭水化物の多い南瓜・蓮根などの野菜・種実・豆類(大豆を除く)は主食量を減らして食べます。

※ 朝食を食べていない方やどうしても朝食など時間のない方は、食べることから始めましょう。
これから栄養指導を受ける方、治療を受けてお悩みの方は、まずは、食生活の見直しから始めたら如何でしょうか。お気軽に当院にご相談下さい。

◆ 嗜好食品について

糖尿病のコントロールを乱す原因として嗜好食品があります。
嗜好食品を飲食して、せっかく頑張っている食事療法を乱している場合があり、糖尿病にとって好ましくない食品です。飲食する場合は、主治医や管理栄養士に相談するようにしましょう。特に男性のアルコール、女性の菓子類は糖尿病悪化の誘因の一つとして考えられるますので出来るだけ控えることを心掛けるか、最小限に食いとどめることが大切です。

◆ 甘味料

糖尿病の治療のための食生活において、甘味食品の代表的な砂糖は、日本糖尿病学会編の食品交換表で、1日摂取エネルギー量の範囲内で4g(0.2単位)までです。 また、調味料として1日の使用量は砂糖・味噌・トマトケチヤップ・はちみつ・みりんなど合わせて0.8単位まで使用できます。調味料で、特に気をつけなければいけない食品として、砂糖・はちみつ・みりんなど、急速に血糖を高めるため、最小限にくいとどめるには、低エネルギー人口甘味料やその加工食品(嗜好食品)など上手に組み合わせて最小量で味覚を満足させるよう工夫しましょう。

◆ 嗜好食品・人口甘味料やその加工食品(嗜好食品)などの展示

《 嗜好食品・人工甘味料等の展示 》

嗜好食品・コーラ・無果汁のフルーツジュース・加糖ヨーグルト・アイスクリーム・飴・チョコレートなどの嗜好食品に含まれる砂糖の含有量を目で見て確認して頂くように展示してあります。
人口甘味料やその加工食品のジャム・アイスクリーム・チョコレート・飴・炭酸飲料などの展示や購入希望の方には、立川市内の薬局・スーパーなどを紹介しています。


医 院 概 要

[診療時間]
月・火・木・金 9:00~12:30 / 14:30~18:00
土曜日・木・金 9:00~13:00
[休診日]
水・日・祝日

[院長]
阿部 恭子
(日本内科学会認定内科医/日本糖尿病学会専門医)
[所在地]
〒190-0012 
東京都立川市曙町2-34-6
コクーンビル5階
[電 話] 042-521-6221


[診療時間]
月・火・木・金 9:00~12:30 / 14:30~18:00
土曜日・木・金 9:00~13:00
[休診日]
水・日・祝日

[院長]
阿部 恭子(日本内科学会認定内科医/日本糖尿病学会専門医)
[所在地]
〒190-0012 
東京都立川市曙町2-34-6
コクーンビル5階
[電 話] 042-521-6221

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